「この会社で出世したくない。割に合わないので」と言われた時に経営者が考えること

CEOの役割

今まで急成長するスタートアップやベンチャー企業で働いたり、社外からサポートする機会が多くありました。

企業が急成長すると、事業も拡大して、関わる人も増えて、組織も拡大していきます。

ある程度の人数が集まると、リーダー、マネージャーなどの管理職の人が必要になります。

人数が少ない段階で、経営者が一人一人と対話ができているうちは、問題は起きません。

ただ、人数が増えていくと、次第に経営者と一人一人が話す機会が減っていきます。

お互いが「見えない」「分からない」ことが増えて、何を考えているか分からなくなるので、人によっては不信感を感じることもあるかもしれません。

組織の人間関係、信頼関係がうまくいっていない時によく聞く言葉があります。

この会社で出世したくないです。

だって割に合わないので・・・。

この言葉が頻繁に出るようになった時は、経営として要注意な状態だと捉えた方がいいです。

「経営」「管理職」「現場」のそれぞれで信頼関係が崩れている状態です。

放置しておくと、問題がどんどん深刻になって、組織自体が崩壊に向かってしまうかもしれません。

管理職の役割範囲

「管理職」には2つの役割範囲があります。

  1. 人のマネジメント(評価や面談)
  2. 事業のマネジメント

企業の中でイメージされる「管理職」は、この2つのマネジメントを同時に行うことを役割として任せられる場合が多いと思います。

ただ、実態を見ていくと、人のマネジメント、事業のマネジメントのそれぞれに難しさや経験値、勘所があり、人によって得意、不得意が大きく分かれる部分です。

またプレイヤーで優秀な成果を出した人がマネージャーになる場合、自分を基準にしてメンバーを見るケースが多く、優秀なプレイヤーがマネージャーになった時に、基準に付いていけずに退職者が続出してしまった、ということもよく目にします。

人のマネジメント、事業のマネジメントの両方を高い品質でやり遂げられる人、というのは、相当優秀なマネジメント人材、になります。

ですが、そもそもそんな優秀なレベルの人材が、社内にゴロゴロいますか?

おそらくどの会社、どの組織でも、そんな人材は少ないのではないでしょうか?

現状の様々な組織を見ていると、この両方で結果を出せない管理職は、評価されないことが多く、結局イマイチな組織の状態になってしまいがちです。

組織がより強くなるための4つのポイント

組織の中で、人と事業のマネジメントが両方できる人材が管理職として定義し続けている限り、求める基準を満たす人がいないために、組織が崩壊していってしまいます。

これまで様々な企業、組織を見てきて、「組織がより強くなるための4つのポイント」があるので、それを紹介します。

  • 組織全体で考えれば、メンバー一人一人へのフォローは必要だが、必ずしもマネジメントのトップだけがそれをやらなくてもいい。
  • 社長やリーダー一人で何でも全部やろうとする組織は、メンバーを信頼していない組織で、結果的に大きな成果を生み出すことは難しい。
  • 自分の強みを活かして成果を上げることが一番。苦手なものはそれができる人にお願いして共に成果を出す方が、より大きな成果を出せる。
  • 人により事業開発が得意な人もいれば、組織開発や人のマネジメントで素晴らしい才能を発揮する人もいる。極端に苦手なことを要求することで、その人の力が発揮できないなら個人にも組織にも損失になる。

オススメは企業規模が30人を超えるぐらいの段階から、管理職の定義、人のマネジメントと事業のマネジメントをどう考えていくのかを検討することです。

状況により最適解は変わっていきますが、上記にも書いたように、全ての役割を一人に包括しようとすると、組織内の信頼関係は無くなり、結果として大きな成果を生み出すことは難しくなります。

経営者は一人一人の可能性や価値、強みを最大に発揮してもらえる環境や仕組みを作るようにする。

それを続けることで、互いの信頼関係が生まれ、組織全体、チーム全体で成果を出すことを一人一人も意識してもらえるようになっていきます。

自分たちの課題がどこにあり、具体的に何をしたらいいか分からない方

経営者がより経営の仕事や本来やるべきことに集中できる状態をつくって、経営者/企業のありたい姿・状態を実現する

これが私が日頃から企業の経営者の方とやっていることです。

現状と課題、未来の理想の状態をヒアリングしながら、課題の本質、根本的なポイントを探っていきます。

課題の本質が見えたら、理想の状態を実現するために取り組む課題と具体的に解決する仕組みや実行するための体制を一緒に考えていきます。

体制を考える上で大事にしているのが「経営者が可能性・価値を最大に発揮できることは何か」を定義して、それ以外は人、チーム、仕組みに振れる状態にすることです。

  • 少しずつ人数が増えてきて、理念を言語化・浸透させることが必要とは感じてきている。ただ、それが今なのか、どのように経営として真剣に考えたらいいのかは腹落ち感がない。
  • 会社の拡大のために経営を担う人材、マネジメントを担う人材は不可欠。しかし現状で社内で任せられる人がいないので、CEOが全ての役割をやるしかない。いつまでこれが続くのか・・・。解決の糸口が見えない。
  • 現状は何とか頑張っている。未来の理想のありたい状態のイメージはある。でも、その過程でどんな仕組みや体制を作っていけばいいのか、分からない。

このような課題を感じている経営者の方がいれば、私たちが何かしらの力になれると思います。ぜひ一度お話しを聞かせて下さい。

CEOの右腕を担うチーム「RECOMO X」
RECOMO XはCEOの可能性・価値を最大化し、今までの会社の概念を壊し、ビジョンに向けた会社、それぞれのカタチを実現させます。