これまでに見てきたたくさんの会社や組織の中で、勢いのある会社や組織に共通する特徴があるのではないか、と思い、まとめてみました。
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入社する人を歓迎する
勢いのある会社や組織になぜか共通して見られるのは、入社した人を歓迎するバルーンです。
入社した人の名前を書いて、バルーンを浮かばせるわけです。こうすることで、誰が新入社員で、どこに座っているのかが一目瞭然です。
この文化は日本ではリクルートが行っていることが記事等でも取り上げられていましたが、急成長している会社でなぜかこのバルーンを見ないことがありません。
立ってホワイトボードを使って議論している人が多い
急成長している会社で次に必ず見られるのが、「立っている人」と「ホワイトボードを使った熱い議論」です。
この2つの組合せを見ないことがありません。組織の勢いが人に伝わり、思わず立ち上がってしまうかもしれません。
人事でも、組織を元気にしたいと思ったら、まずは社内の至るところにホワイトボードを置いてみるのも良い手段かもしれません。
全体的に騒がしい
電話が鳴ります。語り合っている人がいます。歩き回っている人がいます。
なぜか全体的に騒がしいのです。活気があります。一方で、今まで見てきた中で、管理本部がお通夜のように静かな場合、成長が止まるケースが多いように思います。
会社を支える部署が元気、明るい、活気がある状態だと、全体もポジティブな空気が流れるのかもしれません。
即断即決
急成長している会社・組織の裏側に必ずあるのが「スピード」です。しかも「圧倒的なスピード」です。
とにかく早く決断して、物事を前に進めます。失敗したら、すぐに決めて切り替えて、別の手段で事にあたります。
即断即決。何かを何日間も止めているとしたら。大勢に影響がないとしたら。それはもうやらなくてもいいことなのかもしれません。
影口を言わない。直接話す
人は影口が大好きです。あの人はここがダメだよね、この人はここがダメだよね、というアレです。
影口はマイナスのパワーを持っています。マイナスのパワーは想像するよりも遥かに強く、ポジティブなパワーの何倍もの力を持っています。
影口を言われたことはありますか?どんな思いを持ちましたか?その影口が会社・組織の成長を阻害しているとしたら?
裏で言うのではなく、直接話しましょう。物事を前に進めるのです。
笑い声が至る場所で聞こえる
会議をしていても、雑談をしていても、会社の至るところで笑い声が聞こえる。
コミュニケーションが健全な状態です。健全なコミュニケーションがされている場所に、いい話が舞い込み、それが売上や利益に繋がり、会社、組織が成長していきます。
笑い声を出しても大丈夫な雰囲気をまずは創り出すことも重要です。特に管理職の人はもっと笑い、メンバーと話して笑わせるの役割の一つです。
みんなが信じられる未来のイメージを共通して持っている
最後の特徴がコレです。信じられる未来のイメージをみんなが共通して持っていることです。
仕事ではいい事ばかりでなく、嫌なこと、心が折れそうになることが何度もあります。そんな時に心の支えになってくれるのが仲間の存在であり、未来のイメージです。
ビジョンで利益を生み出せるのか、と思い悩む経営者がいます。ビジョンなき組織で、利益を生み出したとしても、それは嬉しいでしょうか?続けられるでしょうか?自分も周りも笑顔にできるでしょうか?
経営者、管理職、メンバーみんなで、「こんな社会にしたい」「こんな会社・組織にしたい」と思えるような未来のイメージを持つ。
こういう会社は強い組織になるし、みんなで頑張れるから急成長していくのでしょうね。